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心霊班レポート

凸場所:神谷公園
凸住所:東京都北区
日時:2010/04/10(土)
凸メンバー:鳩・焼きガム

ネット上で、この場所が心霊スポットと名を連ねるようになった経歴を、調べてみた。

大東亜戦争(呼称には各説有)戦時中の空襲下、付近・赤羽地区等が戦火に塗れた際の遺体の仮火葬場だったらしい。
大東亜戦争についての詳細は、興味のある各人で名称でググって頂きますよう。
そして昭和40年代に近所の青年数名が急死した事を機に、昭和50年に慰霊碑が立てられたとの事である。


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この公園が心霊スポットとして紹介されている大手のサイト上では付近の住民の死が上げられていたが、半数は老衰、別のサイトでは出所不明の噂として扱われていた。
プールで子供が溺れて死んだと書かれている所も見つけたが、少なくとも昭和60年代前半から後はこの公園にはプールなんてついていない。その前だとしたらよくわからない。
実は鳩はこの辺りは小学生〜中学生の頃に毎日遊びに来ていた程の地元で、年代的にもそれらの噂を聞いていてもおかしくない微妙なお年頃である。
が、一度だけ人死が出たという話しを聞いた事があるだけで、それも深夜の公園(現地)で遊んでいる時のクラスメイトからのたわいも無い噂話しだった。

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老衰やら事故での死亡は、正直、珍しい物ではない。特にこの辺りは高齢者が多く住んでいる事は付近住民には周知の事実。
皆さんも住んでいる地区の掲示板などに黒枠で縁取られた逝去の知らせなどを見かけた事があるだろう。
つまりはそういう事なのだと思う。

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夜でも明るい公園で(昔はもう少し暗かった)、鳩とガムさんが探索に行った日は居なかったが普段から付近の住人が井戸端会議に休憩していたりする姿を見かける。
当日は横の体育館でママさんバレーの練習が行われていた為、練習が終了次第家に帰る前のお喋りに花を咲かせる既婚女子で騒がしくなると思われる。
そこに自分の母親が混ざってよう物なら実はそっちの方が怖い。

「場所自体は怖い所じゃありません」
「明るいな」
「昔から夜は近所の中学生の溜まり場でしたよ。自分も含めて」
そんな会話をしながら、写真だけ撮って次の場所へ移動しようとした時、不思議な空間が目に映った。

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トイレである。

一見普通の公衆トイレだが、女子トイレの方が少し変わっていた。

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本当に無意味なスペースで、中に便器などがあるわけでもなく、90度の扇形の床がそのまま垂直に空間を保持したまま天井まで伸びた形。
当然のことながら何も無かったが、何も無い事に逆に疑問を抱く。
便器を作るスペースとして足りなかったのか、もしくは別の目的で作ったのか。
後者の可能性を感じるのは、内壁の一面に何かを取り付けていたような元突起?のような物が
正面の壁にはあからさまに人の顔の染みが浮かんでいる。

「これだけあからさまだと誰かが書いたとしか思えんな」
「確かにw」

動画

無意味なスペースがあるというだけでは心霊スポットとして今一弱い。
正面の染みに関しても、もう少しぼんやりとしていたら恐怖を感じたかもしれない。
この時取った動画がやけに雑音が入っていたのだが、よくよく考えたらトイレという隔離された場所なのだから雑音も高くなってしまうのかもしれない。

つまり今回の凸の結論としては、

「普通の公園だ」

である。
霊感がある人間が同行していたらもうちょっと違った印象を受けたのかもしれないが、ご了承ください。

では、次の場所へ…。
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